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さかいの日常

わりとどうでもよい内容を書き綴ります

表情

 

大学入学前の話である

高校三年生の冬、推薦入学者は
オリエンテーションが開かれ、
説明などを受け入学に備える。

その際、TOEICの前身である
TOEIC Bridgeの問題集を課題として
購入せねばならなかった。


当時の私は、舐めていたとかではなく、ナチュラルに
“今絶対にこれを購入しなければならないのか?”
と疑問に思っていた、

今思えば、その疑問さえ謎なのだが

おっちょこちょいちょいちょいな
私は持ち合わせが少なかったのだろうか
(事前にそれらの案内は来ていた)


そして購入コーナー担当の方に
「これって絶対今買わなきゃいけないんでしょうか?」と伺ったところ、

担当者は
思いもよらない質問だったのだろう


「は?こいつ何言ってるんだ感」を
出しながら「ま、まぁ課題ですからねぇ」と答えた。

そうか、課題だから買うのか
うん、そうだな皆買ってんなぁ
とやっと繋がり私は購入した。


しかしその時の担当者の表情が
「は?こいつ何言ってるんだ感」を
素晴らしい程に醸し出していて面白かった。

未だかつて体感したことのない
「は?こいつ何言ってるんだ感」を
感じれた事を誇りに思いたい。


きっとこの
「は?こいつ何言ってるんだ感」が
溢れ出す表情は一生忘れられないだろう。

私が不思議な問いをしたゆえの
結果であり勿論彼を責めてはいない。
しかし本当に面白いくらい
「は?こいつ何言ってるんだ感」が出ていた。

言葉はオブラートに包めても
表情は難しかったようだ。

恐らく彼も今後の人生において
私のような不思議な問いをする人間が
訪れてしまう事があるかもしれないのでそのあたりが彼の今後の課題となるだろう。

最終的に、立場逆転して偉そうに
アドバイスしている。なんだか申し訳ない。

なお、あんまり顔を覚えていない上
それ以来、大学内においてその担当の方にはお会いしていない気がする。

もしかしたら彼は
妖精だったのかもしれない。

彼に幸あれ。